もし連動する銘柄などがあるとしたら複数のチャートを用いたストラテジーをコードしたいと思う人もいるかと思います。トレードステーションでは EasyLanguage を使って複数のチャートのデータを使ってストラテジーを書くことが可能です。
複数の銘柄チャートのテクニカルを利用できないか?
1つのチャート分析ウィンドウには最大 50 までのデータ/Data(分足など時系列足種の銘柄)を追加することができます。例えばTOPIXインデックスとTOYOTAを参照したストラテジーを書くことも可能です。Close Data2 のように書くことでチャート分析ウィンドウで 2 番目に追加されている銘柄のデータを参照することができます。ストラテジーは Data1 以外の計算をプログラム中で行うことができるだけで、売買シグナルは Data1 に対してのみ発注することができます。一応、Data1~50の定義を載せておきます。
例えば下のチャート分析ウィンドウにはData1に日足、Data2に60分足のチャートを表示させています。これはメニューの「挿入」から銘柄コードを選択することでチャートを加えたのです。その際、売買高のグラフは削除しました。
さらに3つ4つと銘柄チャートを挿入していけばいいだけです。EasyLanguage ではそれらチャートに順番にData3, Data4 …..と振られていくわけです。
複数の銘柄チャートのデータを使ったストラテジーの作成
ではData1 の終値が Data1 の 20 期間の終値移動平均線より高く、Data2 の終値がData2 の 50 期間の終値移動平均線より高いとき買いというストラテジーを書いてみましょう。
Input: Len1(20), Len2(50);
Vars: MA1(0), MA2(0);
MA1 = Average(Close, Len1);
MA2 = Average(Close, Len2);
If Close of Data1 > MA1 and Close of Data2 > MA2 then
Buy next bar at market;
参考文献: