【EasyLanguage⑫】複数のチャートを参照したストラテジーの作成【トレードステーション】

DataN

もし連動する銘柄などがあるとしたら複数のチャートを用いたストラテジーをコードしたいと思う人もいるかと思います。トレードステーションでは EasyLanguage を使って複数のチャートのデータを使ってストラテジーを書くことが可能です。

複数の銘柄チャートのテクニカルを利用できないか?

1つのチャート分析ウィンドウには最大 50 までのデータ/Data(分足など時系列足種の銘柄)を追加することができます。例えばTOPIXインデックスとTOYOTAを参照したストラテジーを書くことも可能です。Close Data2 のように書くことでチャート分析ウィンドウで 2 番目に追加されている銘柄のデータを参照することができます。ストラテジーは Data1 以外の計算をプログラム中で行うことができるだけで、売買シグナルは Data1 に対してのみ発注することができます。一応、Data1~50の定義を載せておきます。

data定義

例えば下のチャート分析ウィンドウにはData1に日足、Data2に60分足のチャートを表示させています。これはメニューの「挿入」から銘柄コードを選択することでチャートを加えたのです。その際、売買高のグラフは削除しました。

DataN

さらに3つ4つと銘柄チャートを挿入していけばいいだけです。EasyLanguage ではそれらチャートに順番にData3, Data4 …..と振られていくわけです。

複数の銘柄チャートのデータを使ったストラテジーの作成

ではData1 の終値が Data1 の 20 期間の終値移動平均線より高く、Data2 の終値がData2 の 50 期間の終値移動平均線より高いとき買いというストラテジーを書いてみましょう。

Input: Len1(20), Len2(50);

Vars: MA1(0), MA2(0);

MA1 = Average(Close, Len1);

MA2 = Average(Close, Len2);

If Close of Data1 > MA1 and Close of Data2 > MA2 then

Buy next bar at market;

参考文献:

  1. マネックス証券 ホームスタディーコースPDF

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