EasyLanguageにはすでに定義された多数の関数があります。そのうちの一つ『モメンタム』のインジケーターを描画してみましょう。ちなみにモメンタムとはn日前の価格と現在の価格を比較して現在の方が高かったら+、低かったら-と表記します。差をみるオシレーターのひとつですね。モメンタムの関数はMomentum(価格, 期間)です。ここでは10足前の終値と比べることにします。実際にチャートの下部に別枠で表示させてみます。
コード例
Vars: Mom(0);
Mom = Momentum(Close, 10);
Plot1(Mom, “モメンタム”);
Plot2(0, “ゼロ”);
今度はローソク足の実体の 10 期間の平均値を描画してみましょう。ゼロからどのくらいかを見ることのほうがわかりやすいのでゼロの基準線もつけてみましょう。平均値はAverage(価格, 期間)です。これも実際に表示してみます。
コード例
Vars: RealBody(0), Ave(0);
RealBody = Close-Open;
Ave = Average(RealBody, 10);
Plot1(Ave, “実体平均”);
Plot2(0, “ゼロ”);
エンベロープ、つまりチャートの上下に線を引いて包むような描画をしてみましょう。ここでは高値の 20 期間移動平均線と安値の 20 期間移動平均線を描画してみます。
コード例
Vars: AveUp(0), AveLo(0);
AveUp = Average(High, 20);
AveLo = Average(Low, 20);
Plot1(AveUp, “移動平均線上限”);
Plot2(AveLo, “移動平均線下限”);
これをInput宣言をして数字を置き換えることもできます。
コード例
Input: UpLength(20), LoLength(20);
Vars: AveUp(0), AveLo(0);
AveUp = Average(High, UpLength);
AveLo = Average(Low, LoLength);
Plot1(AveUp, “移動平均線上限”);
Plot2(AveLo, “移動平均線下限”);
参考文献: