インジケーターは値動きから計算式が描き出す線のことです。EasyLanguageでは非常に簡単にプロット文でコードすることができます。
プロット文とは
プロット文はストラテジーを除く移動平均線などでおなじみの『インジケータ―』や特徴のある『ショウミー』、『ペイントバー』(※チャートに点や色を付ける機能)で使用され、チャート上あるいはレーダースクリーン上に指示した価格や関数の結果を色や線で分かりやすく表示するために使われます。
インジケーターのプロット文の基本形式は
PlotN(数値式, “プロット名”);
N には 1 から 99 まで割り振ることができます。
オプションとして色やプロットの太さも指定できます。それではひとつづつ見ていきましょう。
練習問題①チャート上に終値を結んだ線を描画する
コード例
Plot1(Close, “終値”);
ツールバー上の検証ボタンをクリックしてエラーがないことを確認します。この際、色や線の太さなどのプロパティを変えたいならば変更します。
例えば終値を緑の線でプロットしたい場合のコードはこのようになります。
インジケーターでコードを記述したら見たいチャートを開いて挿入>インジケーターから今作成したインジを選ぶと描画されます。
練習問題②チャート上に出来高を描画する
先ほどとまったく同じでインジケーターでコードを記述するだけです。
コード例
Plot1(Ticks, “出来高”);
例えば出来高を青色で幅3で描出したい場合のコードはこのようになります。
練習問題③高値と安値をそれぞれの足を結んだ2本の線を描画する
プロット文を続けて2つ書くだけです。その際、Plot番号を1と2に変えて下さい。スケール位置を元データに合わせるとすることで自動的にチャート(元データ)との重ね合わせになります。
コード例
Plot1(High, “高値”);
Plot2(Low, “安値”);
これをTradeStationに描画するとこうなります。
参考文献: