【EasyLanguage⑦】ショウミーを描画する【トレードステーション】

ショウミー2

“ショウミー”と”インジケーター”の違い

ショウミーはインジケーターと同様にチャート分析ウィンドウに描画する機能です。インジケーターと異なる点は、ショウミーは条件を満たした足に点で描画を行うことです。ペイントバーも同様の目的を持つ機能ですが、ペイントバーは任意の条件に該当する足が連続して続く際に使用すると効果的です。

ショウミーもインジケーターと同様にPlotNを使います。ショウミーのコードを書く際には新規作成でショウミーを選択してください。

PlotN(数値式, “プロット名”);

N = 1 から 99 まで

では現在の足の値幅(Range)が1 足前における10足の最大幅より大きいとき、ショウミーでチャートに印を描画するためにHighest関数とRange関数を使用して書いてみます。値幅の関数はHigh – Lowですが、これをRangeと言いEasyLanguageでは一発で表現できます。以下のコードではAlertも入れてみました。

Input: Len(10);

Vars: HiRang(0);

HiRang = Highest(Range, Len)[1];

If Range > HiRang then begin

Plot1(Close, “最大値幅”);

Alert;

end;

これを実際にチャートに表示させてみると以下のようになります。ショウミーもインジケーター同様に設定から色や太さを変えられますので私は黄色のポイントでショウミーしてみました。

ショウミー

もしAlertやショウミーの描画設定の方法を詳しく知りたい方はこの記事に書かれていますので参照ください。

【EasyLanguage⑥】ある条件になったらアラートで知らせる

ある条件を満たしたら売買するのがトレードで、トレーダーはその条件を持っています。EasyLanguageでは条件を表現すると...

If~then begin else begin文

先ほどのショウミーのコード内で使用されていますが、If文には基本のIf~thenだけでなく以下のように実行したいことが複数ある場合に便利な構文があります。else beginは真偽式がFalse(偽)の時どうしたいのか表現する際につかいます。その際、途中のendにはセミコロンは要りません。これは後に複雑なストラテジーをコードする際に役立つ構文でしょう。

If 真偽式 then begin
実行式;
実行式;
実行式;
end
else begin
実行式;
実行式;
実行式;
end;

では終値が値幅の 3 分の 1 より安いときショウミーを描画する。足が確定するまえに条件が
偽になった場合に NoPlot(N) 文でショウミーを削除するコードを書いてみましょう。

ifthenbegin文

else begin以下のコードは要らないように思えますが、現在足の対策として入れています。つまり、Closeは現在の足で終値は確定していないことがありますので、その都度NoPlot(N)で削除しているという意味があります。ちなみに()内の数字はプロット番号を表していて、その番号のプロットを消すという意味です。この場合、Plot1を削除したいのでNに1を入れます。プロットの順番を表しているともとれますのでNが1ならプロット定義の1番目のプロットという意味でもあります。では実際のチャートに上記のコードのショウミーをプロットしてみましょう。

ショウミー2

参考文献:

  1. マネックス証券 ホームスタディーコースPDF

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